反り腰で腰痛が起こる仕組み|京都市伏見区・醍醐のだいご接骨院
はじめに
「立っていると腰が痛い」
「反り腰だと言われたことがある」
「お腹を前に突き出す姿勢がクセになっている」
このようなお悩みの背景には、**反り腰(骨盤前傾)**が深く関係していることがあります。
反り腰は見た目の姿勢だけでなく、筋肉・呼吸・体幹の使い方にも影響し、腰痛を引き起こす大きな原因になります。
今回は、反り腰が腰痛につながる“正しいメカニズム”を、専門家目線でわかりやすく解説します。
反り腰とは?
反り腰とは、骨盤が前に傾き(前傾)、腰のカーブが強くなる状態のことを指します。
腰が前に反りすぎてしまうため、腰椎や腰まわりの筋肉に大きな負担がかかります。
反り腰の人に多い特徴
- お腹が前にポコッと出る
- お尻が後ろに突き出る
- 立ち姿勢で“反っている感覚”がある
- もも前の張りが強い
- 腰が常に緊張している
特に女性に多く、出産後や運動不足でも起こりやすい姿勢です。
反り腰で腰痛が起こる3つの仕組み
① 腰の筋肉が常に緊張してしまう
反り腰になると、腰のカーブ(腰椎前弯)が強くなります。
この状態では、背中〜腰の筋肉(脊柱起立筋)が常に引っ張られた状態になり、力みが取れなくなります。
その結果
- 朝起きたときに腰が痛い
- 長時間立つと腰が重だるい
- マッサージしてもすぐ戻る
といった慢性的な症状が起こりやすくなります。
② 体幹(インナーマッスル)が働きにくくなる
反り腰の姿勢では、横隔膜がうまく下がらず、呼吸が浅くなることが多いです。
呼吸が浅い → お腹の圧(腹圧)が弱い → 体幹が不安定になる
という流れで、腰を守る筋肉(腹横筋・多裂筋)が働きづらくなります。
体幹が弱くなると、
**「腰を反ることで体を支えるクセ」**が強まり、さらに腰に負担が集中します。
③ 骨盤の動きが悪くなる
反り腰では骨盤が常に前に倒れているため、
お尻の筋肉やハムストリングスがうまく使えない状態になります。
使えない筋肉は弱くなり、使いすぎの筋肉は硬くなるため、
身体のバランスが崩れ、腰に負担がかかり続けます。
結果として、
- 坐骨神経痛
- もも前の張り
- 股関節の痛み
などを併発するケースも多くみられます。
反り腰の人がやりがちな“NG行動”
- 背筋を伸ばそうとしすぎて腰を反る
- お腹を前に突き出して立つ
- ヒールや厚底靴をよく履く
- 腹筋だけを頑張る(逆に腰が反る原因に)
反り腰の人は「良い姿勢をしよう」と思って無意識に腰を反らせてしまうことがあります。
正しい姿勢の意識が逆効果になりやすい姿勢でもあるため注意が必要です。
自分でできる反り腰チェック
壁に背中をつけて立ち、
「腰と壁の間に手のひらが何枚入るか?」をチェックしてみてください。
手のひら2枚以上 → 反り腰の可能性大
手のひら1枚程度 → 理想的な姿勢
簡単に確認できるので、気になる方はぜひ試してみてください。
改善のポイントは「呼吸」と「骨盤」
反り腰改善の最重要ポイントは以下の2つです。
① 呼吸(横隔膜)を正しく使う
ゆっくり息を吐き、腹圧を高めることで、
腰を反らずに体幹で支える姿勢が身につきます。
② 骨盤の動きを取り戻す
骨盤が前に倒れたままでは、反り腰は改善しません。
ストレッチや治療で“動く骨盤”へと戻す必要があります。
当院でのアプローチ
だいご接骨院では反り腰の腰痛に対して、
- 筋肉の緊張をゆるめる施術
- 骨盤の位置を整える調整
- 呼吸を使った体幹トレーニング
- 日常の姿勢・動作改善
の4つを組み合わせて、根本からの改善を目指します。
特に「呼吸の改善」を取り入れることで、
反り腰が再発しにくい身体づくりをサポートしています。
まとめ
- 反り腰は腰の反りすぎ(骨盤前傾)で腰に大きな負担がかかる
- 呼吸が浅くなり、体幹が弱くなることで腰痛が悪化
- 骨盤が固定されて筋肉バランスが崩れる
- 改善には“呼吸・体幹・骨盤”の3つを整えることが重要
- 当院では根本から反り腰改善をサポート
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