腰痛と呼吸の浅さ|京都市伏見区・醍醐のだいご接骨院
はじめに
「深呼吸がしづらい」「常に胸で浅く呼吸している気がする」
そんな方は、腰痛が出やすい体になっているかもしれません。
一見関係がなさそうに見える“呼吸”ですが、実は腰の安定性や筋肉の働きと深く関わっています。
この記事では、呼吸の浅さが腰痛を引き起こす理由と、改善のためのポイントを解説します。
呼吸と腰の関係とは?
呼吸をするときに働く「横隔膜(おうかくまく)」という筋肉は、胸とお腹の間にあり、息を吸ったり吐いたりするたびに上下に動きます。
この横隔膜は、腹横筋・多裂筋・骨盤底筋と連動して“体幹(コア)”を安定させています。
つまり、呼吸が浅くなるとこの連動が崩れ、体幹が不安定になり、腰に負担がかかりやすくなるのです。
呼吸が浅くなる主な原因
- 猫背・反り腰などの姿勢の乱れ
前かがみ姿勢では胸郭(肋骨まわり)が動かず、横隔膜の動きが制限されます。
また、反り腰ではお腹が前に突き出て、呼吸筋がうまく使えなくなります。 - ストレスや緊張
精神的ストレスが続くと交感神経が優位になり、呼吸が浅く速くなります。
この状態では筋肉が常に緊張し、腰のこわばりが生じやすくなります。 - 口呼吸や胸式呼吸のクセ
胸で浅く呼吸するクセがつくと、腹圧(お腹の中の圧力)が保てず、腰椎が不安定になります。
呼吸が浅い人に多い腰痛の特徴
- 常に腰が重だるい
- 座っていると腰が痛くなる
- 深呼吸をすると背中や腰が張る
- 痛みが左右どちらかに偏っている
- マッサージをしてもすぐに戻る
これらの症状がある方は、「呼吸の浅さ」から腰痛が始まっている可能性があります。
腰痛改善に効果的な呼吸法
① 背中を広げる呼吸(胸郭呼吸)
- 仰向けで膝を立て、リラックス。
- 鼻から息を吸い、背中が床に広がるイメージで呼吸します。
- 口からゆっくり吐きながら、お腹を軽く引き込むように。
👉 ポイント:お腹を膨らませるのではなく、背中と肋骨を広げる感覚を意識。
② 吐く呼吸で腰を安定させる
- 椅子に座って姿勢を整える。
- 鼻から吸い、口から「フーッ」と長く吐く。
- 吐くときにお腹を少しへこませ、体の中心を感じる。
👉 ポイント:吐くときに腰を反らせず、お腹の奥の筋肉(腹横筋)を使うイメージで。
呼吸を整えることで得られる効果
- 体幹が安定し、腰への負担が軽くなる
- 血流が良くなり、筋肉のこりが和らぐ
- 自律神経が整い、リラックスできる
- 姿勢が自然と整う
呼吸を整えることは、腰痛改善だけでなく、全身の健康改善にもつながるのです。
当院のアプローチ
だいご接骨院では、筋肉治療とともに「呼吸の改善」にも力を入れています。
腰痛の根本的な原因として、姿勢や筋肉の硬さだけでなく、呼吸パターンの乱れを評価し、施術+トレーニングで整えていきます。
「深呼吸がしづらい」「腰がすぐ張る」「姿勢が崩れやすい」
そんな方は、一度呼吸の状態をチェックしてみましょう。
まとめ
- 呼吸が浅いと体幹が不安定になり、腰痛を引き起こす
- 猫背・ストレス・胸式呼吸が呼吸の浅さの原因
- 背中を広げる呼吸・吐く呼吸で腰を支える筋肉を活性化
- 呼吸を整えることで、姿勢も自然と安定する
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